電車はかなり空いていた
なんだかだんだん楽しくなってきちゃって
当初の目的が破綻した事なんかだんだん気にならなくなってきた
風景も高いビルばっかりだったのが民家が多くなり畑が多くなり
そのうち山ばっかりになっていった
田舎の電車は都会の電車みたいに人がたくさん乗ってなくて
たくさんの人間の匂いが混じった空気も発生しなくて気持ちいい
都会みたいにおまえはカメムシかってほど香水の匂いを撒き散らしながら
得意げに電車に乗ってる人もみかけない
どこか人に配慮して生きてる感じが伝わってくる
自己主張は度がすぎると嫌われるって事なのか
これからのヒキ雑での自分のあり方を少し考えさせられた気もした
3連休前の平日と言うこともあって
現地についたのはいいけど地元の人が多く観光で来たんだろうなって人が少ない
とりあえず時間も時間って事でお昼ごはんを食べる事になった
私はゴキブリが出そうな小さな個人店みたいのが苦手で
そういうお店だとおなかがすいててもぜんぜん食べらんない
お母さんはそれを知ってて必死に私がおいしくごはんを食べられそうな
お店を探してくれた
家出計画は破綻したけど心強い家来の登場で
気分はすっかり旅行者になってた